株式の相続

シオ

2011年11月07日 08:04

おはようございます。

先週、遺産分割についてご案内する機会がありましたが
それに関連して、今朝は株式の相続についてご案内を
したいと思います。

ここで取り上げる株式は、もちろん株式会社の株のこと
ですが、一般に取引されているものではなく、亡くなった
被相続人の方が会社のオーナーであったとか、知人の
ために出資をしていた場合を想定しています。

さて、平成18年の会社法施行以来、新規に会社設立の
ご依頼をいただくなかでは、最初に出資をして株式を
取得する方というのは、経営者とそのご家族であることが
ほぼ100%です。

ところで、少しさかのぼった商法のころには、株式会社を
設立するには、発起人が7名必要な時代もありました。

すると、会社を興そうと動き出した経営者は、それに賛同し
発起人となってくれる方を必要としたのです。
(実際にお金を出資してくれたかどうか、は別として)

中小企業経営者の平均年齢が高齢化していくなかで
歴史の古い会社ほど、経営者以外の方たちに株式が
もたれていることがあるのです。

そのようなことも、遺産分割にあたっては重要な課題と
なるのです。


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