会社の定款

シオ

2011年11月02日 08:05

おはようございます。

肌ざむい朝でしたね。風邪をひかないように気をつけないと。

さて、今朝は会社の定款についての書き込みです。

昨日は定款に縁のある(笑)一日で、代表取締役の交代、
新規の設立、目的の変更、という定款にかかわる案件で
3件のお客様と打ち合わせがありました。

定款は会社の憲法のようなもので、1条で商号(会社名)を、
2条で本店(本社所在地)を、3条で目的(事業の種類)を
定めるのが一般的です。

3条の目的には、お客様から希望のある事業だけではなく
許認可に関連して、先に入れておいたほうがよいと思う
事業も、こちらから提案させてもらいます。

例えば、建設業であれば産業廃棄物処理業をセットにする
であるとかの事例です。
次の事業展開がよりスピーディー・スムーズに運ぶからです。

また逆に、複数の事業をひとつに集約して表現をさせて
もらうこともあります。

例えば、上下水道工事と空調工事を、管工事にまとめる
というような事例です。
同じ業種にあるものはまとめておくと、後で事業を追加する
ときにも定款変更をする必要がなくなるからです。

しかし、一番大事なのは、経営者の「思い」ですね。
自分はこれで世の中に打って出たいんだ、という強い思い
のある言葉を提示されたときは、上に書いたような理屈は
もう無視して、そのまま定款に記載させてもらいます。

以前、公証人の先生が仰っていましたが、大学の研究室が
起こしたベンチャー企業の定款には、1条の前に設立の趣旨
が切々と語られていたそうです。

会社の設立はスタート台に立つだけの手続きですから、
その後の会社の発展のためには、この「思い」が一番大切
だと思います。


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