地震への備え

シオ

2011年09月07日 08:45

おはようございます。

先週までの意識でうっかり薄着で寝てしまうと
カゼをひいてしまいそうな今日この頃です。

さて、今朝は「地震への備え」についてご案内します。

名古屋大学の福和伸夫教授が講演のなかでおっしゃっていたことですが

今回の震災において、岩手県の死者・行方不明者は約7000名。
これに対して、明治時代におこった三陸地震での、岩手県の死者は
約18000名。

単純に比較すると約11000名の減少ですが、人口の増加を
考えると、被害を食い止めた効果は、10倍になるという分析が
できるそうです。

ニュースなどでも紹介されていますが、岩手県釜石市の子供達は
地震が起きた後、てんでばらばらに、一目散に高いところに向かって
逃げたお陰で助かった確率が高い、というエピソードもあります。

三陸地方は、明治以降だけでも明治三陸(1896年)、昭和三陸(1933年)、
宮城県沖(1978年)、三陸はるか沖(1994年)、宮城県北部(2003年)、
宮城県沖(2005)、岩手宮城内陸(2008年)、東日本(2011年)という
数々の震災を体験しています。

このような悲惨な経験から来る知恵が、若い世代にも脈々と受け継がれて
いるということがいえるのではないでしょうか。

我が静岡県は全国的にみても防災の意識が高い、防災対策が進んでいる。
というような評価もありますが、実際の大震災の経験というと、西部地区が
経験した、東南海地震(1944年)まで遡ることになります。

本当に今、東海地震が起きたら自分はテキパキと動けるのだろうか?
はなはだ疑問です。
東南海地震の教訓、というのも特に教えられた記憶もありません。

そうであれば尚更、ふだんから地震への備えを地道におこなっておくおことが
大切になってくるのでしょう。

三陸の皆さんの教訓を活かさなければ。


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