顧客満足が一番ではない???

シオ

2010年01月19日 08:39

著書「日本で一番大切にしたい会社」で有名な、法政大学大学院の
坂本光司教授が講演されたときの記事に興味を引かれました。
(建通新聞平成22年1月8日)

坂本教授が掲げる「企業の役割」とは次の順番になるそうです。

1.社員とその家族の幸せ
2.下請け・納入業者とその家族の幸せ
3.顧客の幸せ
4.地域住民からの信頼
5.オーナー

おや?と感じる方も多いと思います。
顧客の幸せが一番じゃないの?
お客様より社員の都合を優先するの?
という疑問がでてきます。

どんな商品やサービスを扱うにせよ、お客様から
お金を頂くからこそ企業は成り立っています。
だから顧客を最優先しようとする考え方になるのは
当然のことです。

しかし、そのお客様に提供する商品やサービスを
生み出しているのは誰か?と改めて考えると、
それは社員であり下請・納入業者です。

つまり顧客の満足を高めるためには(その前に)
社員や下請け・納入業者の満足が高まらなければ
ならないという考え方です。

自社に関わる全ての人々の幸せを考えることが
やがてお客様の満足につながるということであり
それが長く企業が繁栄する秘訣のようです。


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